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2012.12.08更新
京都漆工房
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漆塗り家庭祭壇

先日、納品を済ませた置き型の什器です。つき板で制作。V字の溝をデザインにチョコレートをイメージされています。V字の溝を金箔加工し、トップコートで仕上げました。京都市内のマールブランシュ様各店舗でご使用いただいております。金箔は定色。落ち着いた光沢と発色が魅力です。

マールブランシュ 置き型什器 金箔加工

ガラスケースに覆われたデスプレイ用の台は黒艶の塗りでご用意です。

背板には唐紙を使っています。

つき板に窪みを設けることで、カラスケースや商品がずれないように工夫しています。

制作工期が約2週間。

 

 

 

マールブランシュ 置き型什器 金箔加工

本金箔の定色を使用した総金箔製の什器を制作です。
金箔加工の後、鏡面のトップコートでコーティング。
丈夫なコーティングで天場にディスプレイ可能です。
高透明ガラスはエッチングで柄入れ。
ガラス越しに金箔を魅せる贅沢な逸品です。
本金箔の定色を使用した総金箔製の什器を制作です。

本金箔定色を約500枚使用です。

内部には冷蔵庫を納めています。

ガラスは現場で仕立てです。

黒塗りのディスプレイ台に背板は唐紙を使用。 照明器具も特殊加工で。

ガラスに施したエッチングの柄が金箔の表面のに影を落とします。

マールブランシュ北山本店http://www.malebranche.co.jp/の新たな顔となる存在感で す。

本金箔の定色を使用した総金箔製の什器を制作です。 本金箔の定色を使用した総金箔製の什器を制作です。

店舗什器 特注金箔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特注の店舗什器を制作します。

金箔押し、トップコートをメインに、漆塗りなど様々な加工を凝らす総合工芸的な什器となります。今回の制作に使用する「定色」の金箔です。約金が50%、銀50%の配合で、色目も金と銀の間といった特別な金箔を使用します。銀が50%含むことで酸化による変色の可能性があるため、今回も当店独自のトップコートを施します。

店舗什器 特注金箔

約2週間の短期な工期。

木工所(山本木材工業)のご協力もあり、短い工期ながら予定通り作業開始。

MDF木地に下地を施します。

部分的に和紙を貼り、これからウレタンの吹き付けをします。

10月23日に納品予定。

 

建築現場金箔押し工程建設現場での金箔押しの映像が

シルシルミシル特別版で取り上げられました。

この映像。そう。当店の現場写真です。

先日、TV朝日のシルシルミシルですって電話が。

ブログの写真を提供してほしいと。

JPEGで欲しいとのことで「いいよ」と。

いつの放送かな~って思ってまして。

放送は一瞬でしたね。

過酷な現場作業は面積も広いんで見栄えはするね。実際は工房内での仕事よりはるかに難易度高いねん。

放送の中でもありましたが金箔の接着剤に漆を使います。

自社工房では商品に合わせて漆を乾かす環境を作れますが、現場では環境に合わせて職人が材料の選定などを感覚で行います。難しいねんで!現場は!

そんなこともあって"いい絵"が撮れるんですけどね。金箔がいっぱいあるほうが迫力あるやん!

ええよ!サムエ。似合ってる!

  建築現場金箔押し工程現場はゲッツ君登場。

現場は慣れてるし、技術も一流のエエやつ。背が低いし天井届くか心配やったけどそこはなんとか。

漆を塗りたくってます。

金箔の接着剤として漆を使います。

近年いろんな塗料が開発されていますが、使いなじんで、一番エエ味になってくれるのはやっぱり漆の箔押しかな。

建築現場金箔押し工程全面に漆を塗ったら、拭きあげます。均一に、均一に。

ここで、先駆けて施していた、すり上げが効いてくる。

すり上げ後は拭きあげしやすく、ムラが出にくい。したがって金箔の光沢も均一になるって要領どす。

ゲッツ君が拭きやすいようにこちとら汗ながしとんねん。

後加工しやすい状態でバトンタッチ。これ鉄則。

最初は余裕やったゲッツ君。しか~し壁のでかさに疲れてきたゲッツ。

最後のほうはワシのボケもほったらかしどす。

漆が乾いてしまうと箔がひっつかへんし。頑張れゲッツ。

 建築現場金箔押し工程

なんとか乾く前に間にあったゲッツ。 建築現場金箔押し工程

継ぎ目の金箔を掃除してます。

うまい箔押し師はこのとき継ぎ目がピシッとそろうねん。

お疲れ!

ワシの作業中はほこりだらけやし、漆にかぶれてもらったら気の毒やし「近寄らんとき!」って言いまくりどす。

それに対して金箔押しになるとお客さんが!ギャラリーが!

いつもそうやねん!

箔屋がエエとこ持って行きよるねん。

たしかに綺麗に並んでいく様は見ごたえあるもんね。

ええねん。縁の下で。

工事現場金箔押し工程 

工事現場金箔押し仕上がり 押しあがりの状態。廻りは後から。

 そして完成。

 

工事現場金箔押し仕上がり 工事現場金箔押し仕上がり

 

  金箔加工 サイン制作先日制作したサインのサンプルです。

簡単に言うと看板。

文字の部分のみ金箔です。

ビルの外壁に施しますので、紫外線対策やメンテナンスなどに対応したトップコートを施してあります。

この後、古色を付けます。

アイディアしぼっていろんなことやりまっせ。

まいどおおきに。

いよいよ明後日から開催される「インテリアライフスタイル」に向けて東京へ行って参ります。

今回は、デザイナーさんにブースデザインをお願いし、パンフレットやポストカードをブースデザインに合わせて制作しました。招待状をお送りした皆様にはパンフレット等一緒にお送りいたしましたが、いかがな出来栄えでしょうか。

今回は初めての東京出展となります。今から期待が膨らんでいます。

かなり前から用意していましたので準備万端。いざ東京へ。

お土産は東京バナナと商談かな。

では。

行ってきます。

 

店舗内装 総漆塗り 什器 ショーケース  DSC_0600 (2).jpg DSC_0600 (2).jpg DSC_0600 (2).jpgのサムネール画像 DSC_0600 (2).jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗内装 総銀箔 什器 ショーケース DSC_0601 (2).jpg 店舗内装 総銀箔 什器 ショーケース

店舗内装 総金箔 什器製作

 

大阪三越伊勢丹のジャン=ポール・エヴァンの追加制作。

前回と同じく総金箔です。古色のグラデーションも前回同様です。

今回の追加制作は筆記台とのこと。

天場のコーティングは肝ですね。

心持ち厚みを持たせまして。

金箔の上で筆記ですよ。

ラグジュアリーなプランでしょ。

贅沢を味わいたい方は大阪駅ビル三越伊勢丹B2まで。

 

  店舗内装 総金箔 什器製作 

我ながら"鬼"のような綺麗な塗りです。

このうえで文字書いてくださいね。

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

 

やっとこさ完成です。

大掛かりな制作になりまして、7週間の工期となりました。

制作の中で大変なことといえば商品の移動です。

われわれは分業制で、それぞれの工房に品物を持ち込んで作業します。

各工程ごとに"引っ越し"並みの商品移動をしなくてはいけません。 店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 

写真には2台しか撮っていませんが全部で6台制作しました。

写真の製品で1450×450、高さ1000ミリです。キャラバンで2台分積めません。

また、引き出しの重いこと。。。

移動させるたびに外します。

そしたら場所とるし。。。

マジで引っ越し屋してました。

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 ライトの当て方で本当に表情が変わります。

金箔の輝きと、古色で表現したグラデーション、鏡面の艶やかさ。。。

魅力を写真でお伝えしたいのですがなかなか。。。うまいこといきません。

写真ってほんまに難しいね。

 

 

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 側面、背面までばっちり金箔。

そして古色。

スペースに限りがありますので2台しか並べられませんでしたが、納品場では3台並びます。3台で一つの"絵"になるように創っています。

1450が3台で4250のスケールです。

これは見ごたえありますよ。マジで。

背面は店舗のショーウインドにぴったり寄せられるのでお店の外からでも見えると思います。(たぶん。。。) 店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 

通りがかりの方が、興味持って店内をのぞいていってもらえたら、価値ありますね。そんな思いを込めて創っていました。

納品させていただくお店が、どうか賑わいますように。

 

 

 

 

 

店舗内装 総金箔 什器製作天場の鏡面が見せどころです。

鏡面の向こう側に金箔の"薄さ"や手工芸の"気配り"、などなどいろいろな味わいをとじこめてあります。

気合いの入った逸品のお披露目は5月初めに大坂で。

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 

 

トップコートも塗り終えまして只今鏡面仕上げの真っ最中です。蝋色師の倉本さんに出張していただき、まとめて仕上げてもらっています。

さすが鏡面仕上げの本職ですね。

"輝き"が違います。

ちょっとかわいいヘアピンが職人やね~。そう言うたらいっつもしてるねくらもっちゃん。トレードマーク?

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

狭い場所でごめんね。

 

工房まで運んだほうが要領もいいとところ、無理を聞いてもらいました。

 

いつもおおきにやで~。

 

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

仕上がった引き出しの群れ。。

まるで金塊ですね。すごい景色やで。。

古色もええ感じやね。

仕上がった商品はまた後日。

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 

 

金箔押し、古色の作業も終えましてやっと私の作業にかかります。

現状、金箔部分や古色が付いている部分は素手で触れません。金箔が手のひらの油を吸い込んでしまい、変色してしまします。これからの作業で"使える金箔製品"になります。

 

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

マスキング状態です。

私の作業後に鏡面仕上げが控えています。専門特化した職人のたすきつなぎが私たちのものづくりです。

みんながつないでくれた襷。次に繋ぐために丁寧に。

 

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

金箔押しの後、古色をつけます。

わかりやすい写真がど~しても

ブログで公開できません。。

ちょっと暗い写真でごめんなさい。

見る角度で表情がだいぶ変わります。

 

これから仕上げにかかっていきます。

また雰囲気がかわってきます。

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作 

什器制作、順調です。

 

店舗内装 三越伊勢丹 総金箔 什器製作  

 

 

DSCF0307.JPG 

店舗用什器。オーダーメードですね。

引き出し8杯バージョン。

自動でゆっくり閉まります。すごいね~。

引手は有りません。開け方はナイショ。

現状は黄色にしてますが、まだまだ作業段階です。これがどうなっていくかは、おたのしみに。

 

 

DSCF0304.JPG 

向かって右側は格子になってます。

こんなパターンも。

 

 

 

金箔 古色

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  金箔サンプル 古色 梨地

 

新品の金箔製品です。

時間が経った"古びた感"を創っています。

グラデーションをつけて上へいくごとに光沢が出るように創ってもらいました。

こちらは凹凸バージョン。

 

 

 

金箔サンプル 古色こちらは金箔古色鏡面仕上げ。

4種類古色サンプルを用意しました。

お気に召したのは鏡面の右側の仕様でした。これだけはワンランク上の仕様です。 お目が高い!。加工方法は企業秘密です。 こちらの仕様で什器制作します。楽しみです。

店舗内装 ディスプレイ 銀箔サンプル面白い箔のサンプルです。

        「新光箔」 

銀箔に色付けしてあります。

 個性的な作品創りに。

左から   青竹色

       三歩色

       赤貝色

 

店舗内装 ディスプレイ 銀箔サンプル 

 

左から   朱色淡口

       紫色淡口

       青竹色淡口

 

 

                                                                        

 

店舗内装 ディスプレイ 銀箔サンプル                                                         「虹彩箔」  

純銀箔に熱を加えて色付けした箔。

一枚ずつの個性的な柄が

面白いです。

左から    中色淡口

        青竹色

こういった面白い素材を使うと

個性的な作品が創れそうですね。

日頃は使うことが少ないけど"面白い素材"はまだまだあります。

素材を扱う技術があれば面白く使いこなすことができますね。

総銀箔 竹やたら編みパーテーション 上海万博製品

銀箔の表情です。

重なり合ってる下は

箔押ししずらいですね。

できるだけ補てんしていきます。

 

総銀箔 竹やたら編みパーテーション 上海万博製品 

 

 銀箔補てんの様子です。

 

この後、酸化防止対策塗装を

施します。

 

金箔押し 店舗内装 ディスプレイパネル 上海万博製品

金箔パネル壁掛け仕様です。

背面がトッコ式になってます。

 

サイズが1000×500。

 

金属製のレリーフが

取り付けられると聞いてます。

 

こちらも海外発送組です。

 

 

総銀箔 店舗内装 上海万博 壁素材

壁面パネル、まずは四枚

出来上がりました。

コツコツの作業の積み重ねで

このサイズを創りますと

スケールの大きさと、

手加工の味わいが共存します。

 

丈2500はやっぱりでかいね。

全部で八枚並べます。 造作した現場は迫力ありそうですね。

これから木箱に梱包。そして海外発送。

 

総銀箔 店舗内装 上海万博 壁素材 銀箔加工です。

2500×1000を8枚。

廊下、8メートルの壁面です。

 

下地はアルミ板。

合板をプレス接着してあります。

 

横波柄を設けてあります。

照明が当たるとキラキラが増しそうです。

 

嫁入り先はまだ秘密。

  DSCF3243.JPG

金箔押し 店舗内装 ディスプレイパネル  

今日は箔押しについて

紹介いたします。

 

金箔は約1万分の1ミリの

純金です。

非常に薄く、扱いの難しい金箔の

加工には竹製の箔箸を用います。

それらの細部のこだわりは、時の経過と共に、その黄金色をあじわい深いものにします。